東京の秋葉原で起きた無差別殺傷事件で、7人の尊い命が一瞬にして奪われた。あまりにも理不尽で残酷な通り魔殺人事件がなぜ、こうも続くのか。この事件の一報を知ったとき「また起きたか」が第一印象だった。警察庁によると、こうした通り魔殺人や無差別殺傷事件は、過去10年間に50件発生し16人の尊い命が奪われている。痛ましい限りだ。
そして、週末の東北を襲った震度6強の岩手・宮城内陸地震。きのう(16日)宮城の駒の湯温泉旅館から男性の遺体が収容され、死者は10人に増え、いまなお12人の行方が知れず、負傷者は260人を数える。家屋の倒壊や農業用ダムへの土砂流入、水田への壊滅的な被害など、日を追うごとに深刻さを増す地震被害に深い悲しみを感じる。
それにしても、政治に危機感が見られない。被災地入りすらしない福田首相は『いま何が大事か』という感覚すらないのか。ある新聞に「頭の中は洞爺湖サミットでいっぱい」とあったが、40年後のエコや環境対策よりも、「いまそこにある危機」に真正面から構える姿勢を見せないとこの国はどうにもならない。
毒餃子からイージス艦衝突事件、ガソリン暴騰、後期高齢者医療制度、こうも暗く深刻な事件ばかり続くとこの国で生きることが嫌になる。政治は危機に備え危機を乗り越えて国民に生活や将来の保証をしてやることだ。首相の問責決議案が可決され、「失政」も明らか、その責任を重く受け止めるべきだ。中国では三国志の時代から「政治が悪いと災害で天が警告する」という言葉が語り継がれてられているそうだ。
せめて、海だけは変わらない自然であって欲しいものだ。
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