日本の外洋ヨットの歴史に燦然と輝く“Q−ton World 1978”。 外洋ヨットの世界選手権として国内で開催された唯一のこの大会は、30ノットを超す強風が吹き荒れた相模湾・伊豆諸島を舞台に、昼夜を賭して240マイルを激走して熾烈な闘いを演じた“勇者”たちによって、黎明期の外洋ヨット界に清新な風を吹き込み、世界に飛翔するきっかけとなった。その、いまでは語り草となった“勇者たち”の心意気を次代に受け継ぐために誕生したのが『Q−ton World 1978』記念カップだ。
一昨年、葉山新港で開催された同大会30周年記念祭のおり、山崎達光JSAF会長や記念祭の実行副委員長であった松田菊雄氏ら有志によって企画・製作された“Q−ton”記念カップは、高さ1メートルもある巨大なカップで、25センチ四方の台座には予選から本戦まで闘った参加各艇の艇名が刻印されている。
去る4月2日に、葉山町森戸神社で、当時、レース運営委員長を務めた故石原裕次郎さんの石碑に完成報告をした後、祝詞奏上を受け入魂式を滞りなく済ませたこの“Q−ton”記念カップは、今後、当該年度で果敢に外洋レースに挑み優秀な成績を収めた選手や艇(チーム)に持ち回りカップとして贈呈されることになる。
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