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Laser NT Selection


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若手台頭、世代交代進むNT選考会
男子は安田、ホール、永井。女子は土居、原田、松苗がNT選手に

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 葉山沖で開催されたレーザー級、レーザーラジアル級の2012年度日本代表候補選手(NT選手)選考会が終わって、新しい6名のNT選手が誕生した。
選考レース最終日の2月12日(日)、闘いを終えた選手たちが続々と葉山新港に戻ってくる。今年のNT選考会(日本代表候補選手選考会)は着実に若手が台頭し、世代交代が進んだ。男子は、実力通りの安田真之介(鹿屋体育大学)がダントツの1位。10点差でホールイアン(福岡ヨットクラブ)が入り、永井久規(豊田合成株式会社)が健闘した南里研二(佐賀県セーリング連盟)を押さえて代表入りを果たした。とくに、女子は高校生の土居愛美(山手学院高等学校)が終始他を圧した走りを見せて1位となり、2番手には470級で活躍する原田龍之介(アビームコンサルティング)の妹、原田小夜子(鹿屋体育大学海洋スポーツセンター)が入った。また、昨年末より、鎌倉材木座に拠点を移し自主トレを積んできた北海道の松苗幸希(財団法人室蘭体育協会)が3位となり、念願のNT選手入りを果たした。晴れて、2012NT選手となった6選手だが、世界選手権を闘ってロンドン五輪代表の座を獲得するまでは、まだまだ厳しい闘いの日々が待っている。

 以下に、オリンピック特別委員会広報よりの最終日レポートを掲載する。


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ホールイアン、安田真之介、永井久規選手(左から)

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原田小夜子、土居愛美、松苗幸希選手(左から)


初の高校生日本代表候補選手誕生
2月12日 大会5日目・最終日
いよいよ選考レースも最終日。前日、レース委員会は最大12レースの実施をめざし、最初のレースの予告信号を08:30と公示しました。
日が差しているものの、葉山沖は凍える寒さです。海面は今シリーズ初めての真北に近い風が静かに吹いていました。定刻スタートには風が安定しないためしばらくの待機。ようやく待望の8〜10ktのブローが海面を覆うようになりました。
09:15、レーザー級からレースが始まりました。両クラスは1上まで順調な展開を見せていましたが、次第にNNE系のブローが衰え、微風の中の戦いに変わってきてしまいました。レーザー級第9レースはなんとかフィニッシュまでこぎつけましたが、レーザーラジアル級は鎌倉沖でN旗となってしまいました。レーザー級では永井が安田に続く2位に入り、上昇機運。次の10レースが行われれば第1レースの10点が消え南里に肉迫します。
 次の両クラスのスタートは風の振れ幅が大きく安定しないため1時間の待機。8ktの弱いNE風を迎えてスタートが切られました。レーザー級は現NTの城が初のトップを取りましたが、上位4名はなんと5〜8位と連なりフィニッシュ。10レースを終えて2レースのカットが出て、安田を除く上位3名のイアン、南里、永井が1点差で並びました。
ラジアル級は原田と松苗が同点で2、3位に並びました。4位は少し離れて冨部です。現NTの蛭田、高橋は不調から抜け出せず、精彩を欠いています。
正午を過ぎ海面は超微風状態となってしまいました。風待ちです。この風と時間を見る限り、今日は“出来てもあと1レース”の状況となりました。しかし、風はまったく吹かず360°見回してもどこにもブローがありません。ひたすら待機です。14:00が次のレースのスタートタイムリミットです。13:30になっても状況は変わらず。本部船周辺に集まり風を待ち続ける選手たちの間では“もはや選考会はこれで終わり”という空気が支配していました。
13:45。“あと1レース”という執念の本部船から“逗子沖に風を見つけたので即刻移動”の指令が出ました。これが京黒レース委員長の大英断。東からまさに「神風」が吹いてきました。レース委員会の機敏な動きが奏功して(感心するばかりの采配とチームワークです)、14:00、皆があきらめかけていた最終レースがスタートしました。
風は10ktにあがり、運命のレースが走り出しました。レーザー級のイアン、南里、永井の3人は勝った者がNTの残り2つの座を獲得できます。序盤、永井が出遅れて、19歳の南里に初のNTの座が転がり込むと思われましたが、中盤からの永井の神がかった走りは驚異的で、最終レグで3番手を走る南里に追いつき、ついに半艇身差で南里を抑えました。同点ですが、上位の数で永井が上回り、城に代わって1年ぶりにNTに返り咲きました。南里には悔しく冷酷な結果になりましたが、彼にはまだ「次」があります。今回の勝負を「糧」にして、さらなる飛躍を期待したいと思います。安田は安定した戦い振りで余裕がありました。イアンは最終レースでトップを取り有終の美を飾りました。
 ラジアル級の総合順位は前日と変わらぬ結果となりました。下馬評の高かった高校3年生の土居が圧勝しました。JSAFのナショナルチーム史上初の高校生NT選手の誕生です。2位となった24歳の原田は最終レースでシリーズ2回目のトップを取り、気を吐きました。470級男子NT選手の原田龍之介の妹です。これも初の兄妹NTの誕生です。  松苗は鹿屋体育大学で原田の先輩です。選考会を目指して極寒の室蘭から鎌倉に長期遠征、黙々と練習に励んできました。閉会式の笑顔が印象的でした。  新・日本代表候補選手は来る5月の世界選手権(ドイツ)に出場、ロンドン五輪を目指します。(オリンピック特別委員会広報・記)

JSAFオリンピック特別委員会(http://jsaf-osc.jp)に詳報
Photo/中嶋一成

【大会総合成績】
●レーザー級(12艇)
1位 安田真之助(鹿屋体育大学) [3-1-3-1-1-2-4-1-1-(5)-(5)]17点
2位 ホールイアン(福岡ヨットクラブ) [6-2-2-3-3-3-3-4-(8)-(8)-1]27点
3位 永井 久規(豊田合成株式会社) [(10)-(OCS13)-1-2-2-1-5-9-2-6-3]31点
4位 南里 研二(佐賀県セーリング連盟) [1-4-(7)-4-6-4-1-2-5-(7)-4]31点
5位 城 航太(株式会社エス・ピー・ネットワーク) [2-5-5-6-5-5-(7)-3-(7)-1-2]34点
6位 粟野 和昭(レーザー逗葉フリート) [4-8-4-(10)-8-(12)-6-7-4-4-6]51点
7位 真田 敦史(潟pルーナ) [7-3-6-5-7-8-(9)-8-(9)-3-8]55点
8位 齋藤 大輔(秋田県セーリング連盟) [5-6-(11)-9-4-6-8-5-(10)-10-9]62点
9位 北村勇一朗(聖隷クリストファー高等学校) [9-9-8-8-9-(10)-10-10-(12)-2-7]72点
10位 川村 岳 (和光高等学校) [11-10-9-(12)-10-11-2-6-6-(12)-11]76点
11位 平川 竜也(逗子開成高等学校) [(12)-7-10-(11)-11-7-11-11-3-9-10]79点
12位 室松 さとし(ダウンアンダーセイリングジャパン株式会社) [8-11-(12)-7-(12)-9-12-12-11-11-12]93点

●レーザーラジアル級(11艇)
1位 土居 愛実(山手学院高等学校) [1-2-1-1-2-(5)-(6)-2-3-2]14点
2位 原田 小夜子(鹿屋体育大学海洋スポーツセンター) [3-3-5-(8)-(OCS12)-1-3-5-6-1]27点
3位 松苗 幸希((財)室蘭市体育協会) [5-(8)-3-4-7-(8)-2-1-4-4]30点
4位 冨部 柚三子(日本女子大学) [6-7-2-(10)-6-4-(8)-4-1-7]37点
5位 長谷川 哲子(竃L田自動織機) [8-1-(10)-7-1-(DSQ14)-1-8-5-8]39点
6位 多田 桃子(日吉染業(株)) [(10)-5-(9)-2-4-3-7-7-9-3]40点
7位 高橋 香(福島県セーリング連盟/和歌山セーリングクラブ) [(9)-9-4-3-3-6-4-6-(10)-5]40点
8位 蛭田 香名子(竃L田自動織機) [4-4-8-(9)-5-7-5-3-8-(9)]44点
9位 村山 仁美(東海大学付属高輪台高等学校) [2-6-6-5-(10)-9-9-(10)-2-10]49点
10位 石川 智香(放送大学) [(11)-10-(11)-11-9-2-10-11-7-6]66点
11位 荒井 かおる(ウルマンセイルスジャパン) [7-(11)-7-6-8-10-11-9-11-(DNE14)]72点



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