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2022年11月07日

第12回東京湾IRCインショアレガッタ
純粋に、レースの醍醐味を体感した大会で、、、

 第12回東京IRCインショアレガッタ(JSAF外洋東京湾)が、好天に恵まれた10月29日、30日の両日にわたって、浦安ディズニーシー沖に14隻の精鋭が参集して開催された。
 昨今、参加定数の多さを競うオープンヨットレースの多いなかで、純粋に、IRCハンディキャップのみで競うこのレースには、参加艇数こそ少ないものの、一騎当千の強者が集い、順風、好天に恵まれたなかで合計7レースが行われ、全日本クラスの大会にも引けを取らない高レベルのレガッタとなった。
 JSAF外洋東京湾は、2001年に初めて東京湾でジャパンカップを開催したのを皮切りに、TOKYO‘S CUPや東京湾カップ・三崎~横濱レース等の外洋レースを主催し、東京湾全体のレース活動の啓蒙、技術やレース運営の向上を目指してきた歴史があり、今大会も、そのレース啓蒙活動の一端を担い、今回で12回目の開催となった。  浦安・ディズニーシー沖のレースエリアは、うねりも少なく、よほどの強風が吹かない限り荒れることのない東京湾最奥部で、水深も10数メートル前後。目の前に東京ディズニーシー、東京スカイツリーという、最適のロケーションを有する好適地だ。
 コースは上・下のソーセージコースを4レグ、1レグの距離は約0.5~1.5マイルで競われ、いわゆる関東水域で最もレベルの高い、東京湾水域で最も早い、チャンピオンを決めるレガッタでもある。
 好天、順風に恵まれた大会初日の第2レース。スタートから激しい競り合いが演じられ、高レベルのレガッタとして内容も充実、レース機運を大いに盛り上げた。  レガッタ初日は、晴天にN10~15ktと絶好のコンディションに恵まれ、細かくシフトする風のなかで、小型艇も健闘するも、さすがに大型のトップ艇群には追い付けず、総合順位では上位1~3位までクラスAの大型艇群が占めた。
 その後も、やや風の落ちた軽風下のレース展開となったなかで、順調にレースが消化され、29日、30日の2日間で合計7レースが行われた結果、クラスAの<Blue Peter>が総合優勝、クラス優勝を獲得、総合2位に<FONTAINE ZERO>、同3位に<きんぎょ>が入った。  コロナ渦の影響で、ここ数年、国内の外洋ヨットレースは軒並み中止または延期と低迷してきたが、今年、ようやく相模湾、東京湾等で幾つものオープンレガッタが開催され、外洋レース復活の兆しがみえてきた。そんななかで、先鞭を切ってIRCという国際的なハンディキャップのもとに実施された東京湾IRCインショアレガッタは、本当のインショアレースの面白さ、醍醐味を体感させてくれた。
クラスA優勝、総合優勝に輝いた<Blue Peter>チーム
取材協力/外洋東京湾大会実行委員会
撮影/野口隆司、編集部
成績 https://jsaf.tokyo/index.html