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2023年06月01日

今年も、“横浜ミドルゴールデンウィークレガッタ”開催しました!

 文・松浦孝志(大会実行委員長)
 撮影・野口隆司  コロナ感染症拡大、東京オリンピックなどが影響して毎年開催していた「関東ミドルボート選手権」が開催できなくなりました。そこで、「ゴールデンウィークにレースがしたいよね!」という声を聴いて、一昨年から“横浜ゴールデンウィークレガッタ”を開催しています。
 今年も、横浜ベイサイドマリーナ、横浜ベイサイドヨットクラブ、(一社)横浜ヨット協会の協力や、多くのボランティアの方々に支えられて、5月4日、5日の2日間にわたって開催しました。  今年から「ガチのレースがしたいよね」との要望があり、IRCクラス、ORCクラスを作りました。従って、すべての参加艇はオープンクラスとし、IRC、ORCの有効な証書を持つ艇はオープンクラスと各クラスのダブルエントリーとしました。このシリーズレースは「オーナーの財布に優しい」を考えました。最近は参加費だけでも10万円近くかかり、遠征費を含めるとオーナー、クルーともかなりの負担になります。今年は、ボランティアの方々による運営、運営艇はベイサイドマリーナレンタルボートを格安でお借りし、パーティーは手作りなどの工夫をして1艇22,000円の参加費で済みました。また、ベイサイドマリーナのご配慮により、大会期間中の係留費は無料になりました。有難うございました。これも、遠征していただいたオーナーの財布には優しくなったと思います。
 今年は16艇の参加があり、浦安、油壷、シーボニアからの遠征組の参加もありました。  初日は順風下、好レースが展開されたが、、、

 初日は、順風のなか3レースを消化しました。<トラビエス>が1-2-1と安定した強さでトップにいます。IRCクラスは<きんぎょ>、<ラハイナ>、<ツルギ>がトップ集団を形成し混戦模様でしたが、ケースで<ツルギ>が艇にダメージを生じ、残念なことにリタイヤとなってしましました。
 2日目は強風のためレース開催が危ぶまれましたが、一瞬、風が収まり、レース委員長の判断で第1レースがスタートしました。第2レースも20ktオーバーの風のなかスタートしましたが、時間の経過とともに荒天が予想されコース短縮になりました。午後はさらに吹き上がり、明日も収まらないとの予報のため、2日目は参加せずホームポートに帰る艇もありました。  来年もやるぞ~!!!

 さて、成績ですが、1-2-1-1-2と抜群の安定感で圧勝した<トラビエス>が総合優勝とORCでの勝利を勝ち取りました。また、総合2位には<ウララ>、IRCでも1点差の僅差で<ウララ>が勝利を収めました。
 
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 “横浜ミドルゴールデンウィークレガッタ”は、オーナーの財布に優しいシリーズレースとして、これからも大いに盛り上げたいと思います。相模湾からも、浦安からも、それほど遠くないこの横浜で来年も開催します。

 文・松浦孝志(大会実行委員長)
 撮影・野口隆司