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2025年08月23日
オールドソルティ“大蔭雅彦”の新たな挑戦
流体活性化装置、【工雅循環】…とは
大蔭雅彦さん
エンバイロン.企画 代表
2025年2月、横浜で首都圏最大級の工業技術・製品の総合見本市“テクニカルショウヨコハマ2025”が開催され、全国から800を超える企業・団体が参集して、最新の工業技術、新製品等が数多く展示され、賑わいを見せた。
その展示会場であるパシフィコ横浜の一角に、流体活性化装置、【工雅循環】という新機軸の商品が展示されて大勢の来場者の注目を集めていた。そして、この【工雅循環】の開発を手掛けたのは、永年、わが国のヨット界で活躍してきたオールドソルティ、大蔭雅彦さん(78歳)と共同開発者の天野工さん(61歳)だった。
余談になるが、欧米では、豊富な経験と知識を持ったヨットマンを、尊敬と親しみを込めて“オールドソルティ”と呼ぶが、老いて益々盛ん…わが国のオールドソルティが情熱を注いだ夢の流体活性化装置【工雅循環】とはいったいどんなものなのだろうか…
1964年の東京オリンピックの時にいまの江の島ヨットハーバーが完成して、翌年からこの江の島ヨットハーバーでディンギーに乗り始めました…」
そのヨット歴も華々しいもので、中学生の頃からディンギーに親しみ、東京オリンピックの翌年から江ノ島ヨットハーバーで活動を始め、Y-15、K16、505級などの全日本大会でトップ5に入るなどの活躍振りを見せた。1969年には芝浦工業大学に進み、同校のヨット同好会を体育会傘下のヨット部に昇格させるなどして、現在は同大学ヨット部OB会の顧問を務めている。また、草創期の外洋ヨット界でも、旧日本外洋帆走協会(NORC)のレース委員を務める傍ら、国内外のレースで輝かしい戦績を収め、2020年12月には、日本セーリング連盟(JSAF)から、旧外洋帆走協会(NORC)時代からの在籍50年を称えられて永年表彰を受けるなど、誰もが認めるオールドソルティ、レジェンドのひとりだ。
「『化石燃料の燃焼効率を良くすれば、消費量は減り排気ガスも良化される』がコンセプトです。製品には、単体器具【工雅】とそれを組み込んだ装置【工雅循環】があります。
簡単に説明すると、強力な永久磁石によって液体を活性化させる作用を利用して、さらにファラデーの法則とフレミング左手の法則を応用した微弱電気回路を組み込み、燃料をより効率的に燃焼させ、燃料消費を軽減させる装置です…勿論、燃焼が良くなれば排気ガスの良化も得られるし、水など他の流体にも応用できます」
もう少し、詳しく、誰もが理解できるように解説してもらうと…
「つまり、液体の凝集(ぎょうしゅうとは、散らばっていたものが一つに集まって塊になる現象を指し、水処理や血液型判定など、様々な分野で使われる言葉)を細分化すると、
① 化学反応が著しくなり
② 生物の健康や生育を促す
この2つの効果が生じ、その効果はフィールドテストで確認されています。
その効果とは、ディーゼル燃料では[燃焼効果向上と排気ガスの良化]を、水では[浸透力と溶解力が向上]し、人間・動物には吸収しやすいので潤いを、植物では[収量が増加し収穫後抗酸化作用を持続]します。
これらの現象による効果を応用した装置と器具を研究・開発した製品が、流体活性化装置、【工雅循環】と、単体器具の【工雅】です…」
この【工雅循環】と【工雅】の特徴は、多方面で効果が確認され、実用化されている素粒子理論に立脚した微弱電流回路の効果と永久磁石との組み合わせを考案し、その相乗効果を得るように製品化された流体活性化装置・器具なのです…」
ヨットでの実証テストでは、YANMAR 3GM 搭載の36ft外洋クルーザーでテストをした結果、燃費は海面状況などで左右されるものの、平均して28%の燃費低減を確認している。
また、2.8リットルエンジン搭載のワゴン車で実証テストをしたところ、ベストの測定値として43%の燃費低減を確認しているという。
通常、40ft前後の外洋クルーザーには200リットル前後の清水タンクが設置されていて、使用するたびにマリーナまたは寄港地に常備された水道から補填される。
ただ、“船内で使用する清水タンクの水は美味しくないよ”も事実で、料理や飲料水にはペットボトルの水を…というフネも多い。
【工雅】単体器具を活用することによって、前述の通り、液体、つまり水道水の凝集を細分化することにより浸透力と溶解力が高まり、活性化された液体(水道水)は“美味しい水”に生まれ変わる…その効果がフィールドテストで実証されている。操作は簡単で、写真のように【工雅】単体器具をハーバーに設置されている水道水のホースに繋ぎ、タンクに注水するだけでいい。
例えば、海岸付近の磯焼けが広がっていること…どこの漁港や防波堤の岸壁にもフナムシが見られなくなったことや、海鳥や魚も減少しています。
そんな環境の変化を感じて、一般社団法人Green Earth Againという団体を立ち上げました。Green Earth Again の目的は、技術顧問理事の杉原淳博士の発見した流体活性化技術を応用して、地球環境保全の活動をすることです。その活動の過程で、ヨットの先輩である大蔭雅彦さんが同じ目的の流体活性化装置を開発しているのを知り、技術を融合させて、共同で流体活性化装置を研究、開発しました。この製品は、我々の目的でもある地球環境保全活動を明確に具現化したものです…」
(共同開発者である天野工一般社団法人Green Earth Again 代表理事談)
【工雅循環】と単体器具【工雅】の開発は、そんな時代のニーズに即して開発され、誕生したようにも思えるが、いかがなものだろうか…(取材/文 本橋一男)
大蔭雅彦(おおかげまさひこ)
1947年熊本県生まれ。78歳。芝浦工業大学金属工学科卒業。ヨット歴60余年のベテランセーラー。中学生の頃からヨットに親しみ、江の島ヨットハーバーではディンギーに乗り、大学時代はヨット部で活躍。卒業後は、黎明期の旧日本外洋帆走協会(NORC)のレース委員の傍ら内外の外洋レースで活躍したオールドソルティのひとり。エンバイロン企画代表。
天野工(あまのたくみ)
1964年神奈川県横浜市生まれ。61歳。日本大学工業化学科卒業。大学時代から外洋クルーザーに乗り始める。その後、国内外のヨットレースに参加、ヨットメンテナンスに関わって40年の経験を有するベテランセーラー。現在は、一般社団法人 Green Earth Againの代表理事として地球環境保全の活動に従事している。
一般社団法人Green Earth Again(amano@geagain.or.jp)
http//geagain.or.jp
エンバイロン.企画 代表

その展示会場であるパシフィコ横浜の一角に、流体活性化装置、【工雅循環】という新機軸の商品が展示されて大勢の来場者の注目を集めていた。そして、この【工雅循環】の開発を手掛けたのは、永年、わが国のヨット界で活躍してきたオールドソルティ、大蔭雅彦さん(78歳)と共同開発者の天野工さん(61歳)だった。
余談になるが、欧米では、豊富な経験と知識を持ったヨットマンを、尊敬と親しみを込めて“オールドソルティ”と呼ぶが、老いて益々盛ん…わが国のオールドソルティが情熱を注いだ夢の流体活性化装置【工雅循環】とはいったいどんなものなのだろうか…

工業技術・製品の総合見本市会場“テクニカルショウヨコハマ2025”会場にて開発チームの仲間と…右から大蔭さん、杉原淳博士(技術顧問)、共同開発者の天野さん、設計担当の吉田さん
◆
湘南の海で育まれた“チャレンジ”精神…
「生まれは熊本県ですが小学生の頃から鎌倉育ち。遊び場が稲村ケ崎だったのですよ。海が身近だったせいか、中学生時代にはもうディンギーに乗って遊んでいました。1964年の東京オリンピックの時にいまの江の島ヨットハーバーが完成して、翌年からこの江の島ヨットハーバーでディンギーに乗り始めました…」

素晴らしい相模湾の朝焼け…(撮影・大蔭雅彦)
大蔭雅彦さんは現在78歳、ヨット歴は60余年になるオールドソルティのひとりだ。そのヨット歴も華々しいもので、中学生の頃からディンギーに親しみ、東京オリンピックの翌年から江ノ島ヨットハーバーで活動を始め、Y-15、K16、505級などの全日本大会でトップ5に入るなどの活躍振りを見せた。1969年には芝浦工業大学に進み、同校のヨット同好会を体育会傘下のヨット部に昇格させるなどして、現在は同大学ヨット部OB会の顧問を務めている。また、草創期の外洋ヨット界でも、旧日本外洋帆走協会(NORC)のレース委員を務める傍ら、国内外のレースで輝かしい戦績を収め、2020年12月には、日本セーリング連盟(JSAF)から、旧外洋帆走協会(NORC)時代からの在籍50年を称えられて永年表彰を受けるなど、誰もが認めるオールドソルティ、レジェンドのひとりだ。

幼少の頃、稲村ケ崎で。大人になって油壷の岸辺をバックに。こんな時代もあったのさ♪…

芝浦工業大学ヨット部の仲間たちと…前列右から4番目が大蔭さん

見事なスタート…いまもグループの仲間とヨットレースを楽しむ
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【特許出願中、、】新しい夢に向かって…
芝浦工業大学で金属工学を学んだ大蔭さんが、新しい夢に向かって、挑戦する流体活性化装置【工雅循環】とはいったいどんなものなのだろうか…「『化石燃料の燃焼効率を良くすれば、消費量は減り排気ガスも良化される』がコンセプトです。製品には、単体器具【工雅】とそれを組み込んだ装置【工雅循環】があります。
簡単に説明すると、強力な永久磁石によって液体を活性化させる作用を利用して、さらにファラデーの法則とフレミング左手の法則を応用した微弱電気回路を組み込み、燃料をより効率的に燃焼させ、燃料消費を軽減させる装置です…勿論、燃焼が良くなれば排気ガスの良化も得られるし、水など他の流体にも応用できます」
もう少し、詳しく、誰もが理解できるように解説してもらうと…
「つまり、液体の凝集(ぎょうしゅうとは、散らばっていたものが一つに集まって塊になる現象を指し、水処理や血液型判定など、様々な分野で使われる言葉)を細分化すると、
① 化学反応が著しくなり
② 生物の健康や生育を促す
この2つの効果が生じ、その効果はフィールドテストで確認されています。
その効果とは、ディーゼル燃料では[燃焼効果向上と排気ガスの良化]を、水では[浸透力と溶解力が向上]し、人間・動物には吸収しやすいので潤いを、植物では[収量が増加し収穫後抗酸化作用を持続]します。
これらの現象による効果を応用した装置と器具を研究・開発した製品が、流体活性化装置、【工雅循環】と、単体器具の【工雅】です…」
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「流体の活性化は、例えば燃費や排気ガスの良化を実現します。磁気で流体を、特に水を処理する器具は多く見られます。また、磁気を応用して医療器具、装身具なども多くみられます。この【工雅循環】と【工雅】の特徴は、多方面で効果が確認され、実用化されている素粒子理論に立脚した微弱電流回路の効果と永久磁石との組み合わせを考案し、その相乗効果を得るように製品化された流体活性化装置・器具なのです…」

流体活性化装置【工雅循環】
具体的な事例を見ると、ある漁業協同組合で2隻の漁船を使っての実証テストでは、A重油の燃費低減の結果は、漁船Aが15%低減、漁船Bが20%低減。そのテストに立ち会った船主さんは、“排気色が薄くなりエンジン音が軽くなった”とその印象を語っている。
【工雅循環】の実証テストに協力してくれた香川県三豊市の箱崎漁協の皆さん
さらに、農業用ビニールハウスで暖房に使用したA重油の燃費低減の実証テストでは、5日間燃焼させた結果、燃焼低減は8.3%になった。ヨットでの実証テストでは、YANMAR 3GM 搭載の36ft外洋クルーザーでテストをした結果、燃費は海面状況などで左右されるものの、平均して28%の燃費低減を確認している。
また、2.8リットルエンジン搭載のワゴン車で実証テストをしたところ、ベストの測定値として43%の燃費低減を確認しているという。

農業用ビニールハウスでの暖房燃費実証もテストの一環として行っている…
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【工雅】単体器具で“水道水”も美味しく生まれ変わる…
ところで、いまはどの家庭でも水道水に浄水器を取り付けたり、天然水を購入したりと美味しい水を求め、工夫しているが、ヨットも例外ではない。とくに、ロングクルージングをする外洋クルーザーにとって“美味しい水”は非常に貴重で大切なものだ。通常、40ft前後の外洋クルーザーには200リットル前後の清水タンクが設置されていて、使用するたびにマリーナまたは寄港地に常備された水道から補填される。
ただ、“船内で使用する清水タンクの水は美味しくないよ”も事実で、料理や飲料水にはペットボトルの水を…というフネも多い。
【工雅】単体器具を活用することによって、前述の通り、液体、つまり水道水の凝集を細分化することにより浸透力と溶解力が高まり、活性化された液体(水道水)は“美味しい水”に生まれ変わる…その効果がフィールドテストで実証されている。操作は簡単で、写真のように【工雅】単体器具をハーバーに設置されている水道水のホースに繋ぎ、タンクに注水するだけでいい。



【工雅】単体器具をハーバーに設置されている水道水のホースに繋ぐと“美味しい水”が生まれる
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地球環境保全の活動も視野に…
「大学時代から外洋クルーザーに乗り始め、40年にわたってヨットレースやヨットのメンテナンスに関わってきました。その経験のなかで海の変化を感じてきました。例えば、海岸付近の磯焼けが広がっていること…どこの漁港や防波堤の岸壁にもフナムシが見られなくなったことや、海鳥や魚も減少しています。
そんな環境の変化を感じて、一般社団法人Green Earth Againという団体を立ち上げました。Green Earth Again の目的は、技術顧問理事の杉原淳博士の発見した流体活性化技術を応用して、地球環境保全の活動をすることです。その活動の過程で、ヨットの先輩である大蔭雅彦さんが同じ目的の流体活性化装置を開発しているのを知り、技術を融合させて、共同で流体活性化装置を研究、開発しました。この製品は、我々の目的でもある地球環境保全活動を明確に具現化したものです…」
(共同開発者である天野工一般社団法人Green Earth Again 代表理事談)

流体活性化装置【工雅循環】の共同開発者、大蔭雅彦さん(右)と天野工さん
天野さんの言葉を借りるまでもなく、地球温暖化の影響は、気温上昇、異常気象の頻発、海面上昇、生態系の変化、食料生産への影響など多岐にわたる。いま、最も大切なことは、英知を結集して、それぞれの人が持つ知識や経験、才能を一つにまとめ、地球温暖化という困難な課題や問題を解決しようとする実行力ではないだろうか。【工雅循環】と単体器具【工雅】の開発は、そんな時代のニーズに即して開発され、誕生したようにも思えるが、いかがなものだろうか…(取材/文 本橋一男)
◆プロフィール◆

1947年熊本県生まれ。78歳。芝浦工業大学金属工学科卒業。ヨット歴60余年のベテランセーラー。中学生の頃からヨットに親しみ、江の島ヨットハーバーではディンギーに乗り、大学時代はヨット部で活躍。卒業後は、黎明期の旧日本外洋帆走協会(NORC)のレース委員の傍ら内外の外洋レースで活躍したオールドソルティのひとり。エンバイロン企画代表。

1964年神奈川県横浜市生まれ。61歳。日本大学工業化学科卒業。大学時代から外洋クルーザーに乗り始める。その後、国内外のヨットレースに参加、ヨットメンテナンスに関わって40年の経験を有するベテランセーラー。現在は、一般社団法人 Green Earth Againの代表理事として地球環境保全の活動に従事している。
◆流体活性化装置、【工雅循環】お問い合わせ先◆
エンバイロン.企画(environ.plnng@gaea.ocn.ne.jp)一般社団法人Green Earth Again(amano@geagain.or.jp)
http//geagain.or.jp