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2015年05月19日

今年も、5月16日の土曜日、相模湾で「KENNOSUKE CUP」が開催された。
ヨットデザイナー林賢之輔と仲間たちの集い

  今年も、5月16日の土曜日、相模湾で「KENNOSUKE CUP」が開催された。

 林賢之輔さんの人となりを慕う大勢のヨットマンが、年に1度の集いに全国各地から馳せ参じた。ちょうど5月の連休に、韓国・釜山から博多までの“アリランレース”に参加した

 九州から長駆遠征してきた>もこのレースには欠かせない存在だ。もとは葉山を母港としていた林賢之輔さんの設計した艇だが、九州に嫁入りしたあとも、数週間を掛けてこの集まりには必ず参加する。ほかにも、静岡や西伊豆の安良里、東京湾、横浜から、皆、林さんやファミリーの仲間に会えるのを楽しみにやってくる年に一度の集いなのだ。しかも、そんな集まりが20年間も続いている。今回は、記念の大会と云うこともあって、例年にない22艇が参加するという賑やかな大会となった。

林賢之輔さんは、名実ともに日本を代表するヨットデザイナーだが、ヨットの本質を熟知した林さんのデザインポリシーとそのデザイン艇、加えて、林さんの誠実な人柄を慕う仲間だからこそ、その絆も固く、そんなファミリーが一堂に会しての集いは、和やかさのなかに華やかさを醸し出して、夜が更けるまでつづいた。

翌朝、まだ、宴の余韻が残るなかで、それぞれの艇がそれぞれの母港に帰るべく舫いを解いて船出していく。決まって交わす“来年、また会おうね”という言葉を残して…




林賢之輔さんと、林さんを慕う仲間たちの深い絆は永遠につづく。