yachting（ヨッティング）は、海を愛するひとびとの総合情報羅針盤です。

　そもそもISPAとは何かというところから説明しよう。 ISPA(Internatiol Sail&Power Association)とは、セーリングにおける国際的な資格やプログラムの開発、その運用を目的とした組織で、イギリスのRYA、アメリカのASA、カナダのCYAなどのプログラムを再検討しながら、1944年にカナダのバンクーバーで誕生した。
　ここでは、セーリングの運用術を学べるのはもちろんのこと、国際ライセンスであるであるISPAの修了証があれば海外でクルーザーをチャーターすることも容易という利点もある。 しかし、バンクーバーでの1週間クルージングコースを受講するには、国内において 1.コンピテントクルー、2.デイスキッパー、3.コスタルナビゲーションという3つの資格を取らなければ参加はできない。

　ISPAの本部はカナダのバンクーバーにあり、日本では横浜ベイサイドマリーナほか数ヶ所でスクールを実施しており、ヨットの初心者からベテランセーラーまで満足できるプログラムになっている。
　私はヨットレース一筋40年続けており、如何にして速く走れるかばかり考えてきた。
　一方でISPAという世界標準のヨットプログラムに以前から興味があり、資格を取っておこうと思い参加をしてみることにした。当然、第一段階のコンピテントクルーから参加したのだが、そこで驚いたのは充実したテキストとプログラム内容だった。インストラクターも厳しい訓練を受けて資格をもった人たちが行っており、充実した六日間を過ごした。 そのスクールでコンピテントクルーとデイスキパーの資格を取得し、バンクーバーで、1週間のクルージングコースであるコスタルスキッパーを受講することにした。そして、このクルージングに参加するための最後の資格、国内での4日間にわたったコスタルナビゲーションコースを無事に卒業して、勇躍、カナダのバンクーバーに出発した。　
ISPAの本部はカナダのバンクーバーにあり、日本では横浜ベイサイドマリーナほか数ヶ所でスクールを実施しており、ヨットの初心者からベテランセーラーまで満足できるプログラムになっている。